■Q1. 消毒、殺菌、除菌 ってなにが違うの?
【滅菌】
滅菌とは、すべての菌(微生物やウイルス含む)を死滅・除去することです。 菌や微生物、ウイルスなどの残量が100万分の1になることをもって滅菌いいます。
【殺菌】
殺菌とは文字通り「細菌やウイルスを殺す」効果のことです。 例えば50%の菌が残ってしまっていても50%の菌が殺せていれば「殺菌」と言うことができます。 「殺菌」という言葉は薬事法の対象となる消毒薬などの医薬品と、薬用せっけんなどの医薬部外品のみに使用できる表現です。 医薬部外品以外で殺菌効果があったとしても「殺菌」という表現はできません。
【除菌】
除菌とは菌を減らす効果のことです。 菌を殺さなくても、菌を減らすことが除菌になります。どの程度菌を減らすかについても決まりはありません。
【消毒】
消毒とは、害のない程度にすることです。 「殺菌」とも似ていますが、消毒の目的はあくまで「無毒化」であり、細菌を死滅させていなくとも、 病原体の感染力を不活性化させたり、危険ではない程度まで遠ざけることでも消毒に分類されます。 「消毒」という言葉も殺菌と同様に、薬事法上の言葉で、「医薬品」や「医薬部外品」のみに使用できます。
【抗菌】
抗菌は菌の繁殖を抑える効果のことです。細菌を除去したり殺したりする効果はなく、 あらかじめ菌が住みにくい環境を作ってくれるのです。
■参考HP : 三協化学株式会社(https://www.sankyo-chem.com/wpsankyo/)